混沌じょのいこ。

だいじょうぶだ、おれはしょうきにもどった!

或る高橋大輔ファンの見たENDLESS NIGHT

こちらは上條淳士先生がキャラクターデザインし、宮本賢二先生が振付をしたフィギュアスケートアニメ、ということでスケート好きな方の間でも漫画・アニメ好きな方の間でも話題になっている作品です。



一人のスケーターの人生を、少年期から28歳の現在までシンクロさせつつ全編スケートだけで見せる(舞台が学校でも路上でもスケート)というアニメならではの見せ方をしているこの作品。よくフィギュアスケートは「その人の本質が演技に表れる」と言われますが、まさにそれを具現化した作品なのです。

で、そのね、キャラクターに特定のモデルはいないんだろうけど、ワシ高橋大輔ファンだからね、やっぱ見ていて重ねちゃって、というか勝手に重なっちゃって、色々と来るものがあるんですよ。顔や髪型がなんとなく似てるとかっていうのもあるんですが、28歳の「彼」の、赤と白のエッジカバーをつけた靴、そしてJAPANジャージを脱いで満員の観客の前に一人で出て行くその姿を見た時からもう、なんつーか、わかる?わかる??そんで次の瞬間にはTVの前で無邪気に踊る少年期の「彼」ですよ。そりゃもうなんか色々来ますよ。もうブワーですよ。
その後も13歳の「彼」に「夢は、夢は…」の少年が重なっちゃったり、19歳の「彼」に「本気になった」あの時の少年、これから10年とてつもないものを背負っていくことになる少年の姿が重なっちゃったりしてね。しかもその過去の「彼」らと28歳の「彼」が一緒に滑るんですよ。過去も現在も夢も現実も一緒になって。
あのね、ワシ高橋大輔ビートルズメドレーの例のS字のところ、コンパルソリーでS字描いて腕でハート作るちっこい男の子の笑顔が重なって見えて胸がギューってなるんですが、それとおんなじ感覚。彼の人生はスケートと共にあり、それは愛そのものだと、あのビートルズメドレーで受けた感覚を、このアニメからも受けたんですよ。

そしてね、あのラスト。満場の、鳴り止まぬ拍手と歓声に包まれて去りゆく「彼」の姿に、あの日の埼玉であり得たかもしれない幻を見たのです。
でもそれは幻ではないのだとも思うんだ。あれはオレらの声だ。オレらの拍手だ。オレらの熱狂と、祝福と、感謝と、そして愛そのものだ。そう勝手に思うことぐらい許してください。


集大成のBlu-ray発売と、そして彼が新たな道を進み始めたことを改めて実感したこのタイミングで、このアニメを見ることができて、本当によかった。もう全部高橋大輔ファンとしての自分の勝手な思い入れだけどね、でも本当にそう思うんだ。