アフリカ近現代史をAAと動画で

先日ツイッターで「ルワンダ中央銀行総裁日記」が話題になっていた際、こちらの作品に言及されているのを偶然見つけて読んでみた。



やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです 第一話 「結婚」 | やる夫叙事詩
(別のサイトでもまとめられてるけど個人的にこっちの方が読みやすかった)
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アフリカの近現代史ボツワナの初代大統領セレツェ・カーマを中心として描かれてるんだけど、複雑な内容が非常にわかりやすく描かれていて読み出したら止まらない。
独立時には国家の大半が何もない野っ原、資源も産業もなく、舗装道路はわずか13キロ、大卒人口たったの22人。しかも隣国は「あの」南アフリカ。こんな、端から見たら「積み」な状況の超弱小国家ボツワナは、いかにして奇跡的な発展を遂げたのか。また南アフリカアパルトヘイトはどのようにして始まり、そして終焉を迎えたのか。
恥ずかしながら、これを読むまでボツワナがそんなに発展しているとは知らなかったし、セレツェ・カーマや、南アフリカの活動家スティーブ・ビコの名前も知らなかった。知っていたのは南アのネルソン・マンデラ大統領ぐらいだけど、それだってマンデラ氏が投獄されてる→解放された→アパルトヘイト撤廃→大統領へ、という超ざっくりしたことだけ。何でそういう流れになったのかまでは全く知らなかったので、知れてよかった。
そして、ボツワナの発展は確かに奇跡的ではあるんだけど、決して「奇跡」ではなく、ひとつひとつの選択と努力の積み重ねだということを知れてよかった。セレツェ・カーマや、その遺志を継いだ人々のことを知れてよかった。

動画にもなってます。(2015.10.11現在、18話まで更新中)音楽や演出でより感動的に。字幕が見辛いのでコメ非表示推奨。


やる夫はアフリカで奇跡を起こすようです【第十八話】 - ニコニコ動画