対立構造の向こう側へ

A派でなければ即B派扱い、のような対立構造が本当に苦手だ。



ネットでよく見かける、「◯◯はこういう傾向があるけど××はこういう傾向がある」という別にどちらが悪いとも言っておらずただ大まかな差異を述べただけの内容のソースさえ、二元論にされてまとめサイトで草の生えたタイトルにされ、いつの間にか◯◯VS××の対立構造に落とし込まれる現象が苦手だ。

「フクシマ」関連のデマや、イデオロギー活動に福島を利用されるのは大嫌いだが、だからといって別に原発推進派ではない。むしろ原発がなくてもやっていけるなら、ない方が当然いいと思っている。
女だからといって男性を敵視しているわけではないし、オタクだからといって「一般人」を嫌っているわけでも、独身だからといって主婦を憎んでいるわけでもない。
逆を言えば、同じ属性であっても相容れない人はいるし、また相性や信頼関係によっては、相手の一部に相容れない部分があっても仲良くできる。


だからといって、対立を解消しようとしても、その行為自体が火種になる可能性もある、ということも思い知った。
それが反感であっても、直接言葉をくれるならばいくらでも誤解を正すことはできるが、最初から敵だと認定されて耳を塞がれてはどうしようもないのだ。


ただせめて、言葉の影響力を自覚し、誠実でありたいと、それだけ思っている。