混沌じょのいこ。

だいじょうぶだ、おれはしょうきにもどった!

氷艶2017ー破沙羅ー を見てきたよ!!!

氷艶、20日夜公演見てきました!いやもうすっげーのやっべーの、語彙を失いつつ語りたいことがいっぱいありすぎて、とりあえず色々とiPhoneのメモに書きたいこと箇条書きにしてたんだけど全然終わらないしどうすりゃいいのよって感じなのでとりあえず書き始めてみます。全公演終わったから超絶ネタバレしまくり長文だよ!



一番最初にこの、スケートと歌舞伎を融合させますよという企画を聞いた時にまず想像したのがアートオンアイスみたいなのかな?だったんです。つまりステージの上で歌舞伎役者が演じ、それに合わせたプログラムをスケーターが滑る、というような。でも情報が出てくるにつれ、えっステージ作らないの!?歌舞伎役者の皆さんもスケート!?てか衣装やべえな!?プロジェクションマッピングやべえな!?うわあああスケート滑りながら殺陣やってるうううううう!!!となっていって、実際に見たらそんなうなぎ登りの期待値を更に何十倍も超えていったのがこの、氷艶でございました。やべーよやべーよ。
歌舞伎とスケートを単純にプラスしたんじゃない、ほんとに融合してた。プロジェクションマッピングも、TAOの太鼓も融合して世界を作り上げてた。カオスだった。日本語で言うとバサラだった。自由だった。
もうね、出演者も歌舞伎役者とかスケーターとか意識するレベルじゃないの。ただ自然に全員「氷艶」の演者として、というか「氷艶」の登場人物として見てた。義経公プゥォォオオオ!仁木弾正プゥォォオオオ!(プウォォォォォオオオとは!スケオタの発するフォー!フォー!という声を歌舞伎クラスタさんがそう表現し、それが拡散されてタグまでできてしまった言葉である!)登場人物全員がハマリ役なんだよ、銀盤の異世界で生き生きと存在してるんだよすげーよ。蛇髪姫なんかハマりすぎて同行の友人は「蛇髪姫かっこよかったー、あれ誰なんだろ」「荒川さんだよ!」「マジで!?!?」ってなってたからな!いやほんとフレンズでもこういうの見たいっす!!

トーリーはね、英霊召喚によるスーパー歌舞伎ヒーロー大戦です。これ普通の人なら予備知識がないと「えっ何で神話の時代に義経が?なぜ仁木弾正と対決??」みたいになるからプログラムであらすじ紹介してあるんだけど、オタクは「なるほど英霊召喚か」と一瞬で納得できるから超便利。やっててよかったFGO
そしてだいたいニニギのせい。でも元ネタ(古事記)のニニギはもっとアレな野郎だからね!氷艶のニニギはマイルド&ノーブルですよ!そしてニニギが木花開耶姫を選ぶのもまた致し方なし…だって岩長姫、プレゼン下手なんだもん…途中からニニギがサクヤヒメしか見てないの…でもこれもわかるんだ、永遠の変わらぬ命よりも、儚く散るさだめゆえの美しさを選ぶんだよ…
その姉妹プレゼンのシーン、サクヤヒメが本当に可憐でな、ひらひらと桜が舞い散るようでな。対する岩長姫は重々しく、動きがまた…これどうやって移動してるのか本当に不思議なんだけど、なんか一切上体動かさずにスー…って動くの。裾が長い衣装とはいえ、脚を動かしている気配すら見えないの。これ見た瞬間、うおっ歌舞伎ヤベエ!!ってなった。もうこれだけでヤバさが伝わった。

そんな岩長姫が途中からニニギへの復讐そっちのけで義経が苦しむ姿が見たーい❤️となったのは「お、俺たちの性癖を見抜かれてる…??」と思いましたね!!!ありがとう岩長姫!!おかげで義経様のあんなお姿こんな表情あーんな声まで!!ありがとう!!

…そうなんです大輔義経公がね、なんというか本当にね、本当に義経だったんですよ。


まじで

お、おれのりそうのよしつねがここに

ぼくのかんがえたさいきょうのよしつね

というか

ぼくのかんがえたさいもえのよしつね


が!ここに!召喚されたあーーー!!!!(プウォォォォォオオオ!!!)


というか源義経という存在が、何百年も連綿と続けられてきた、史実の二次創作によってできあがったキャラクターだからね。日本人の燃えと萌えの源泉だからね。ある時は守られ!ある時は颯爽と戦い!どうしようもなく惹きつけられずにはいられないある種の魔性を持っている!
そして、そんな中性性と悲劇性を宿した日本ならではのヒーロー像の源流を辿ればそれはヤマトタケルに行きつくわけです。だから劇中で義経が遊女の出雲阿国に変装して弾正陣営の宴会で舞を披露したシーンは震えたね。よくぞこのシーンを入れて下さった!会場の盛り上がりがまるで俺たちも弾正陣営の宴に参加してるみたいだった。義経様魔性、マジ魔性。
でもヤマトタケルはクマソタケルの夜伽に誘われてそこで暗殺成功したけど、義経様は仁木弾正に夜伽に誘われたはいいけど(いいのか)(いいんだよ)そこであっさり正体がバレて捕まったからね。何しに来たんだ義経様。ドジっ子か義経様。でもそこから岩長姫による義経様のスーパーいたぶりタイムが始まったので万事良し!(いいのか)(いいんだよ!!)
っていうかあれでしょ?日本人は基本的に、ヒーローのピンチが大好きでしょ?美しい男が苦しむ姿が好きでしょ?だからこれは日本人の感性に訴えかけるスーパーサービスタイムなんだよ俺がそう決めた。ありがとう!ありがとう岩長姫!!男運は最悪だけど君には俺たちがついてるよ!!

…氷艶の感想だか俺の性癖披露だかわかんなくなってきたな。いやでも真面目な話、ピンチからのヒーローの逆転劇はやっぱ燃えるぜ。そしてヒーローを救うのが愛の力ってのがね!第一幕では幻として儚く舞っていた静御前義経のピンチを救う!そして妖術を破った義経が岩にされたニニギとサクヤヒメを助ける!!これよ!これだよ!!
氷艶の愛の形は様々で、幻の想い人から共に戦う存在となる義経静御前、恋に落ちてしまったニニギとサクヤヒメのときめき、そして渋くてかっこいい猿田彦のちに弁慶と、そんな夫が大好きなのがよーくわかるキラキラなアメノウズメちゃん。どのカップルも本当に美しかった。あとカップルと言っていいのかわかんないけど弾正と岩長姫超お似合いじゃないですかくっついちゃえば岩長ちゃん幸せになれるよ…でも岩長ちゃんの性癖は義経いたぶり隊なんだよね…うん…わかるよ…見たいよね…(油断するとすぐ性癖の話になってしまう、それが俺だ)

そんな逆転劇から怒りの岩長姫第二形態、FGO風に言うと笑也オルタ(言ってみたかっただけ)の毛振り!からの弾正の六方!があって、こ、これをスケート靴履いてやっちゃうんかーい!!って度肝を抜かれたし、続く弾正の超アクロバティック宙乗りはもう、圧巻の一言。てか高所恐怖症ってマジですか…すげえ…やべえ…(奪われる語彙)

そこからはもうクライマックスに向けて怒涛の展開、DRUM TAOの太鼓とチームラボのプロジェクションマッピングが異界を作り上げるのはほんっとに、血湧き肉躍るってこういうことを言うのね!そして善悪陣営が勢揃いしたその姿はまさしくスーパーヒーロー大戦!戦隊ヒーローのルーツが歌舞伎にあるというのがよーーくわかるよ!(というか今気がついたけど戦隊ヒーローの人数が基本5人なのは「大将と四天王」か!)
善悪入り乱れてのスピード感溢れる殺陣はもう目が!目が足りねえ!状態で、最後の義経と弾正の一騎打ちはうおーーーーー!!超燃えるーーーーー!!!義経様の肉声も二階のてっぺんまでばっちり聞こえたぜーーー!!!!
そんで最後には女神が降臨して弾正も「悪」から解放されてすべては夢まぼろしの世界なり。ああ…終わってしまった…もっと見たいよう…ロングランやって…円盤出して…

いや真面目な話、これ相当お金かかってるでしょ?もしかしてもしかして、最初から円盤で回収することを前提としてませんか??ねえ!!とか思ってたら海外発信を前提としてるという情報が入ってきて、海外向けに映像作るんだったらもちろん国内向けにも!作りますよね!ねえ!!そうだと言って!!!

いやーしかし、歌舞伎もスケートも最高だなあ…そして歌舞伎は自由だ、さすがその成り立ちからバサラの精神だ…そんなバサラの精神がスケート界に入って、どんどん変化、進化、していくといいなあ…!!