リショーさん秋の大感謝祭

11日夜。連日の睡眠不足(理由・HDDの自転車操業)により俺がチェイテピラミッド姫路城登攀途中で寝落ちしていた間に、TLでは祭りが繰り広げられていたのだった。



…気がついたら手が勝手にロゴを作っていた。



何がなんだかわからない人のために説明しよう!リショーさん秋の大感謝祭、それは高橋大輔の今期フリーの振付師・リショーさんのツイートによって引き起こされた祭りである!なお今俺が勝手に命名した!


見て!見てこれ!やばくね?やばくね??




先日の近畿ブロック大会ではジャンプグダグダだけどプログラムとしてはやたらめったらかっこよくてステップやばくて(語彙は死んだ)そりゃもう何十回も動画を見ていた今期フリープログラムだけども。この撮れたてほやほや、関大リンクでの練習映像はもう、それより遥かにぶっ飛んでた。激しく踊り狂いながら一瞬でギュイーンって迫ってギュイーンって去るの!!(そして語彙も去った)

だいたい高橋大輔という人はどういうわけだか「こんなとんでもない動きを考えた振付師もそれを滑ってのける方も頭おかしい(褒め言葉)」的なプログラムほどハマる人で、あと女性振付師よりも男性振付師の「ぼくのかんがえたさいこうにかっこいい高橋大輔」という「俺のロマン!!!」をオラーッと惜しげもなくぶつけてくるプログラムの方が格段にハマる。そんな「ぼくのかんがえたさいこうにかっこいい高橋大輔」自慢選手権に今期颯爽とエントリーしてきたのがこのリショーさんだよ。
ちなみにこれまでの「ぼくのかんがえたさいこうにかっこいい高橋大輔」自慢選手権にエントリーしてきたのは


・ヒップホップ白鳥の湖ニコライ・モロゾフ
・eye(宮本賢二
・イン・ザ・ガーデン・オブ・ソウルズ(デイヴィッド・ウィルソン)
・ブルース・フォー・クルック(パスカーレ・カメレンゴ)


といった面々だ!(俺調べ)
いずれも「どうだ!俺の高橋大輔最っっ高にかっこいいだろう!」というアピールが伝わってくるかっこいいプログラムだ!俺これまでに何回かっこいいって書いたよ!ちなみに僕らの宮本賢二先生は「ぼくだけが知ってる素の大ちゃん」自慢選手権にもluv letter やクライシスでエントリーして優勝しているぞ!(俺調べ)


このかっこいい大輔自慢選手権、これまでの俺界1位はカメレンゴ先生のブルースだったんですがいやちょっと今期、リショーさん、やべえっすわ。これ完璧に滑ったらとんでもないことになりますわ。今からもう楽しみで楽しみで動画見まくり倒してごはん作るのも忘れて夕飯にカップ麺食ってる勢い。

てかさ、これ見ると確かにスピンうまくなってるな…??
いやほら、先日大阪で行われた、NHK杯の映像見ながら語るイベントで


(2011年の自分を見ながら)

(* ゚◇゚)<スピンは今の方がうまい

\www/(近畿ブロックでヘロヘロだったやないかーいの笑い)

(; ゚◇゚)<こないだはだめだったけど


というトークがあったそうだけど、うん、確かに今の方がうまいな…素直にうまい…一体どうしたことだってぐらいうまい…近畿ブロックどんだけガッチガチに緊張してたんだよ32歳…一回りも下の若者の中で、ジブリ映画に紛れ込んだジョジョキャラみたいな風貌してたくせにな…

つーかさ、今期から男子のフリーが4分に短縮されたのがつくづく、つくづく惜しいっすよ…このクソかっけープログラムが4分しかないなんてみじけーよ30秒返してくれよ…以前SPのロクサーヌを次の年にショー用にアレンジしたことがあったけど、リショーさんもこれショー用に30秒増量バージョン作ってくれませんかね…ステップマシマシコレオマシマシのやつ…
(夢を持つかぎり)



32歳と30歳

※左側の人が年上です。

薔薇の咲く星

(「胸の薔薇は枯れず」の続編です)


……それから王子さまは、遠く遠く旅をしました。胸に一輪の薔薇を秘めて。
いろいろな星をめぐりました。いろいろな人に会いました。
「ねえ、きみはどの星が好き?」
王子さまが胸の薔薇に語りかけると、薔薇はいたずらっぽくほほえんで、決まってこう言いました。
「あたしは、あなたが一番好きな星が好きよ」
けれども、そう言われるたびに王子さまは困ってしまうのでした。
めぐる星々はどれも美しく、きらきらと輝いていたけれど、どの星が一番好きかと言われると、答えることができないのです。
王子さまは旅人でした。自分の星を、大切な薔薇さえも置いて飛び出した、旅人でした。
ああ、このぼくだけの薔薇を、薔薇の大好きなところに連れて行ってあげたいのに。
星をめぐればめぐるほど、薔薇はここが好きだろうか、どうだろうかと気になって、ぐるぐると考えてしまうのです。

そんなある日、王子さまは小さな星々がぽつりぽつりと浮かぶところへおとずれました。
そこは王子さまの星と同じぐらい小さな星のあつまりで、それぞれにやっぱり一人ずつ王子さまやお姫さまが住んでいて、そうしてめいめいに、花を育てているのでした。
きれいな大きな花を咲かせている人がいます。小さな花を、だいじにだいじに守っている人がいます。
強い風に何度も枝が折れても、あきらめずに苗木を植える人がいます。
昼間のつよい日差しをさけて、静かな夜にひっそりと水をやり続ける人がいます。
王子さまは思い出しました。王子さまの星も、この小さな星々のあつまりの片隅にあったことを。
そうしてそこで、今、胸に咲いているこの薔薇を、だいじにだいじにーー時々はけんかをしたり、顔を見るのも嫌になったりしながらーー育ててきたのだということを。
「ぼく、ここが好きだよ」
王子さまの口からは、自然にその言葉が出ていました。
「ねえ、きみは、ここが好き?」
すると薔薇は、
「それは、あなたが知っているでしょう?」
と、いたずらっぽく笑うのでした。

そうして、王子さまは自分の、小さな星に帰ってきたのです。
「うわあ、たいへんだ」
王子さまは星を一目見るなり笑いだしました。
なにしろ小さな小さな星に、大きな大きなバオバブの木が生えているのです。
ここで薔薇の世話をしていたころは、どんどん生えてくるバオバブの芽を抜くのが王子さまの日課でした。それはもう何年も何年も、毎日毎日続けてきたのです。
ところが王子さまが留守にしている間に、バオバブは生えほうだい。胸の薔薇は枯れなくても、植える土地がありません。
「ようし、まずは土地をつくろう」
大きな大きなバオバブを少しずつ切って。
切りかぶを、よいしょ、よいしょと掘り出して。
何度も何度もくりかえします。
木から落ちたり、転んだり。王子さまは泥だらけです。
何日も何日も何日もかけて、ようやく、薔薇を植える土地ができました。
王子さまは、胸から薔薇を取り出すと、そうっと、ふるさとの星に植えました。
薔薇は、つぼみになっていました。
けれども、そのあざやかな色、かぐわしい香りは、まぎれもなく王子さまの薔薇でした。
「あらいやだ、あなた、泥だらけじゃない。それに、あたしもちゃんと咲けていないわ」
そんな口の悪さも、王子さまの薔薇ならではです。
「見てろよ、今にびっくりするほどきれいに咲かせるぞ」
王子さまはそう言って笑いました。
これまでたくさんめぐってきた星々で、肥料のつくりかたや水のやりかただってちゃんと見てきたのです。
そうして王子さまは立ちあがり、めぐってきたたくさんの星、出会ってきたたくさんの人に届くよう、大きな声でさけびました。

「おおい。ここが、ぼくの星だよ。これが、ぼくの薔薇だよ」

王子さまの星に、遠くから「おかえりなさい」と小さな声が、たくさんふりそそいできました。




高橋大輔選手の復帰に寄せて】


何かが始まる2018

本日昼過ぎ、ごはん食べながら動画を見ていたら「今すぐTLを見ろ」とのDMが入りました。

即確認したところ、



高橋大輔現役復帰のニュースが


高橋大輔


現役復帰


現役


復帰



!?!?!?!?



以下、私の混乱とヒャッハーぶりをご覧ください↓




なんか、なんかもう、こう、



ワクワクしますね!!!!




思えば先日、フランスからダイスケがリショーさんと振付してるよーという情報が突然入ってきた時のあのワクワク感な。2011年夏のリヨンから入ってきた、ダイスケこっちで練習しとるでという情報が入ってきた時のワクワク感を思い出す方が多数いたんだけども、まさかここまでの展開になるとは誰も思ってなかっただろ…よく高橋大輔のファンはジェットコースターに乗ってるみたいだと言われるけど、今回はジェットコースターどころかバーティカルクライムロールだと言ってる方がいた。まさにその通り…心臓が大変なことになったよ…ほんとにな…



では、必死でHDDを空ける作業に戻りますので取り急ぎ!わーーい!!!たーのしーーーーー!!!!
三┏( ^o^)┛

ウマ娘プリティーダービーを熱く語る

イエーイ大輔さん今期のアニメは何見てるー?俺のお勧めはウマ娘プリティーダービー!!

某橋某輔さんがガチのアニオタだと知って以来、軽率に好きなアニメを勧めたくなるんだ。すまんな。
そんなわけで今期はウマ娘に夢中なんですが、実はこれ1話切りしかけたんですよ。Abemaの配信で見た第1話、謎の男(実はトレーナー)のキモさにドン引き、そしてその後のウイニングライブ(1〜3着までのウマ娘がステージ上で歌って踊るというキタサンブラックもびっくりの謎設定。ゲームがそういう仕様らしい)で「俺は何を見させられているんだ…」と当惑し、そっとアプリを閉じた思い出。ちょっと視聴継続は無理だなと思ったよ。
しかしその数日後「コメント付きで見たらウイニングライブも耐えられるのでは?」と思い直し、ニコニコでコメント付きで見たらこれが全然印象違うのね。トレーナーのキモさにもウイニングライブのいたたまれなさにもちゃんと突っ込みが入っていて笑って見られる安心感。そして何より、競馬ファン勢の細かい元ネタ指摘。わしも競馬ファンだけどオープニング映像の元レースとかコメ見て初めて「ほ、ほんとだーー!!」ってなったからな。まさかそこまで「原作」に忠実に作ってくるとは思わないじゃんびっくりだよ。
で、ちゃんと見ると本当に競馬愛に溢れた丁寧な作りの作品で、少女たちの交流や成長を描いたスポ根物としても王道でとても面白い。1話で引っかかっていた部分、トレーナーのキモい描写もわざとミスリードさせるためにああいう描写にしたんだなってわかる。だってトレーナー、ちゃんと見ればほんとに有能でいい人だし、1話のキモい描写とは裏腹に教え子であるウマ娘たちをこれっぽっちも変な目で見ていない(だからこそ気軽に筋肉チェックしたり着替えの場にそのままいようとしたりしてゴルシに突っ込まれてる)のがわかる。
あとウイニングライブに至っては1話のアレでゲーム宣伝に対してのノルマは達成した!とばかりに以後完全にスルー、回想での止め絵とか新聞記事の写真とか、そんだけ。まじでそんだけ。いやーアニメスタッフ思い切ったな大丈夫か。いや個人的にはとてもありがたいですけども。

そしてストーリーはスペシャルウィークとサイレススズカを中心とした、98年頃の競馬を元ネタとして描かれているんだけど、このレースの史実通りの展開とIFの混ぜ具合が本当に絶妙で。レース展開が史実通りなのはもはや当然で、「ゲート入りを嫌がるセイウンスカイ」とか「馬体重が増加したスペシャルウィーク」などの細かいネタを拾いつつ、IFを混ぜる時は大きな「夢」をドーンと見せてくる。
5話、ダービーでは「もしあの馬がダービーに出ていたら」というまさに夢のレースを。
そして7話、天皇賞では、沈黙の日曜日を越えて続く優しい日々を。

…この天皇賞の描き方には本当に本当に感謝してます。6話で、史実での天皇賞勝ち馬・オフサイドトラップと同じオーナーのエルコンドルパサーが出走を決めたのを見た時から、あの瞬間を描くのは確定だなって覚悟はしてて。(現時点ではウマ娘にはオフサイドトラップのキャラは存在していないので、ああエルコンがその代わりの勝ち馬になるのか…と予想はついた)問題はその後、どういう展開になるのかと。
…泣いたよ。アホみたいに泣きましたよ。でもそれは悲しい涙じゃなかった。ありがとう、逃げずにあの瞬間を描いた上で、なおかつその先に希望を繋いでくれて。そしてそれがこれまで丁寧に表現してきた仲間たちやトレーナーとの絆から生まれた結果だということが最高に素晴らしい。スペちゃん、間に合ってくれてありがとう。トレーナー、追いつけなくても必死に指示を飛ばしてくれてありがとう。チームスピカのみんな、励ましてくれてありがとう。これからもあなたの、そして私の夢が走ります。

7話を見て、史実を知っている人も知らない人も大勢が公式に本当にありがとうとリプを飛ばしているのを見て、ああ、本当にいいアニメだな、出会えてよかったなと思った。
少し前にスペシャルウイークが亡くなったニュースの時も、ウマ娘のスペちゃんでスペシャルウイークのことを知った人たちがとてもショックを受けていて、「少し前の自分なら気にも留めなかっただろうニュースなのに、今は実際に会ったこともない動物が死んだだけなのに物凄く悲しい」というようなことを言ってる人もいて。
そうだよ、これが「人の記憶に残る」ってことなんだ。ウマ娘は20年も前に走った馬たちを新しく鮮烈な記憶として残してくれた。すげーよ。まじすげーよ。ありがてーよ。

そんな感じで、ウマ娘をきっかけとして実際の競馬に興味を持ってくれる人たちが多くて嬉しいね。ゴールドシップって奇行が多いけど本物もそうだったの!?とかテイオーステップってほんとにやってたの!?とかスズカほんとに部屋でぐるぐる左回りしてたの!?とか、そういう興味から始まって実際のレース映像とか血統表とか見て深みにはまっていく皆さん、ようこそ!アニメから入ったら嫌がられないかなーとか不安に思ってるかもしれないけど大丈夫、リアルなスペちゃん現役時代を知ってるおっちゃん達もゲームのダビスタから入った人が大勢いるぞ!何しろ競馬雑誌に毎号攻略記事が載ってた時代だからな!

対象に愛をもって丁寧に作れば、こんなにも多くの人に伝わるんだ、ということがよーくわかるアニメなので、まだ見たことない方、よかったら見てみてください。謎の自信を持ってお勧めします。

そして俺はあの時1話切りせずにコメント付きで再度見ることにした俺の英断を未来永劫褒め称える!ありがとう俺!グッジョブ俺!おかげで最高に面白いアニメを見逃さずに済んだ!!

Who cares?

これは例えばの話なんだけどね。
楽しく過ごしている人に、横からやってきて「あなたが楽しそうにしてるのを見て馬鹿にしてる人たちがいるから、あんまり楽しそうなとこ見せない方がいいよ」とか言う知り合いとか。
子供に対して「あの子と一緒にいるのを見られたら悪い噂をする人がいるから、遊ぶのをやめなさい」って言う親とか。
ねえねえあっちのグループの子たちがトイレでアンタの悪口言ってたからあんまり目立たない方がいいよ!とか言ってくるクラスメイトとか。

ワシ疑問に思うんですけどね。
なんで自分のことを嫌いな人の目を気にして、自分のことを嫌いな人のために自分を抑えて生きなきゃならんのかと。
だってさー、自分のことを嫌いであからさまに悪口言う人たちって、どんだけ大人しくしてても絶対、絶っっっっ対に重箱の隅をつついてプークスクスしてくるよ。これは本当に100パーセント断言できるよ。ちょwwwあいつ給食食べてるwwwなんか瞬きしたwwwうわこっち見たwwwみたいなレベルで。だからそれに合わせて自分を抑えて隠れていってもただひたすら消耗するだけで、相手の思うツボでしかないと思うんだけどね。

そんな無駄な消耗は金輪際したくねえので、ワシは自分自身が大切に思う人たちと嬉しいことや楽しいことを共有していきたいし、自分を嫌いな奴のことを考えるぐらいなら自分を好きでいてくれる人たちのことを考えて生きていきたいなーと思うんっすよ。
あと自分が大切な人たちも同じようにハッピーであってほしいと思うし、もし大切な人たちが自然に過ごしてるだけでそれが罪であるかのように喧伝する輩が出てきたら5000字ぐらいで言い返してやるぐらいの気持ちでいるよ。

ま、そんだけ( ´θ`)ノ


kroneのアニオタ感想に初心を思い出す

イエーイ大輔さん今期のアニメは何見てるー?俺のオススメは宝石の国ー!魔法使いの嫁も大輔さん好きそうー!!

…というかまさか大輔さんがここまでガチのアニオタだったとはびっくりっすよ。あの10月のカーニバルオンアイスの衝撃な。
「ずっとやりたかった曲」で新プロを滑るという情報が事前にあり、一体何の曲でどんなプログラムなのか!?と自宅待機組が固唾を飲んでTLに張り付く中、次々と上がる現地組のレポ。絶賛と歓喜のツイートが溢れる中、しかしなぜか一向に上がってこない曲情報。いつもならニュースの練習映像のバックに2秒だけ流れていた曲でさえ瞬時に特定する精鋭揃いなのにこれは一体どうしたことなのか!?
…と思っていたところ、予想だにしない方面、すなわちアニオタ方面、また澤野弘之ファン方面からもたらされた



ギルティクラウン



のタイトル。

見た瞬間に思わずウェアッ!?みたいな変な声出たぞ。いや俺もここ数年アニメは結構見てるしその昔はアウシタンでローディストだったけど!でもまさか…高橋大輔ノイタミナのアニメ見てるとか誰が思うよ…あんなにアニメ好きって主張してたのにごめん大輔さん…てっきりジブリワンピ君の名はレベルなのかと思ってた…しかも俺ギルティクラウンのタイトルは知ってたけど見てねえ…不覚…オタクとしてあまりにも不覚…!

さてそんなわけで、「高橋大輔ギルティクラウンのkroneを滑った」という情報はスケオタのみならずアニオタ方面にも多大なる衝撃をもって大拡散されたわけです。そしてテレ東での放送後にはギルクラファンの人たちがすっっっごい喜んでくれてて。感動した、泣いた、イメージぴったりと言ってくれてて。特定のキャラだけではない、物語や世界観そのものが見えてくるようだという評もあり。イラストを描いてくれたり、長文でプログラムから受けたイメージを書いてくれたり。
検索しててほんとに嬉しかったなあ。と同時に、あ、そうだよこういうの忘れてたよって思ったんですよ。

思えば高橋大輔にハマりたての頃はそれこそプログラムから受ける膨大なイメージをなんとか自分の言葉で表現したい!って思ってた。でも、もっと深く知りたいと思ってファンの内側に入っていくうちに、そういうのは何となく恥ずかしい、という感覚になっていったんですよ。プログラムから受けた脳内イメージ語りなんてポエムやめろと一蹴されるのが落ちだったし。
ちなみにこのスケオタのポエムアレルギーってのは某S原アナの実況から来てるんじゃないかと思うんですが。でもS原アナの実況がポエムと揶揄されたのは、それがプログラムやスケーターへの感動から生まれたものではなく、あらかじめネタとして考えられた「うまいこと言ってやろう感」の産物だからだと思うんですよ。でも演技を見て感動した人がほとばしる熱いパトスをそのまんまぶつけたようなイメージ語りは、読んでてそれな!って感じだったり新たな扉が開かれたりするし、そういうのはポエムの一言で片付けちゃいかんのではないかなーと思うんですよね。

それまで高橋大輔と無縁の場所にいた人が彼の演技と出会って、この思いを書かずにはいられない!!!!と熱い思いを突然ブログやツイッターに書き始めるのをこれまで何度も目にしてきたけど、だいたいの人はそこからいわゆる「オタ」界の内部に入っていって何だか長文イメージ語りとかもしなくなっちゃう。俺もな。でも今回のアニオタの熱い感想を読んで、あ、そうだよこんな風に語ってもいいんだ!と思ったし、そんな風に個々の内からほとばしるクッソ熱い長文とかもっと読みたいと思ったのね。
もちろん個人のイメージなんて千差万別なんだから自分には合わないものもあるだろうけど。でもそれをポエムうぜえと排除するのではなく、それはそれ、これはこれ、として置いといて、いろんな感想を読みたいし自分でも書きたいなあと思ったのでした。


まあ語彙を奪われてすげー!なんかすっっげーーー!!!しか言えなくなることの方が多いんだけどね!仕方ないね!!!

フジテレビ、もったいないオバケが出るぞ(9/5 色々追記)

アキレアの橋を見た。
色々と残念な作りの番組だった。

前々から引退後の仕事を見るにつけ、フジテレビは高橋大輔の使い方がヘッタクソやなあと思っていたのだが、その理由がこの番組を見てわかった。
他局は引退後の彼を、ある局は未知へ挑み続ける者として、またある局は優れたパフォーマーとして扱ってきたが、フジテレビだけが「現役を引退したスポーツ選手」つまり「第一線を退いた者」としての扱いなのだ。
フジテレビは長年全日本選手権や世界選手権を放送してきた局だが、それゆえに「現役」にこだわりすぎて、その結果として高橋自身の現在にも未来にも興味がないように思える。
現役を主体にした番組ならばそれでもいい。現役で頑張っている選手をメインにして番組を作り、そこに「脇」として高橋のインタビューやコメントをさしはさんでいけばいいのだ。地上波でやっているように。
ただ今回は高橋大輔がメインの番組だったのに、あまりにも「かつて一時代を築いた過去の英雄」扱いしすぎていた。ナレーションの「温故知新」という言葉にもそれは現れている。
そこが、現在進行形で彼の挑戦と進化と底知れないポテンシャルを見続けている者としては違和感を覚えずにはいられなかったし、とてももったいなく思えたのだ。

また、この番組に関して「グラジオラスの轍」のアカウントが宣伝ツイートをしていた。
グラジオラスの轍といえば、2012年のNHK杯に「観客は世代交代を望んでいた」というナレーションをつけて物議を醸した番組だ。
そして、そのあたりから世代交代を煽る報道が加速していき、ファンの間にモヤモヤが広がっていった記憶がある。
このような「勝手に世間の声を代弁する」手法は、とても卑怯だ。
何のことはない、高橋自身に「本当に応援されいてるのかわからなくなった」と自身喪失させ、またファンたちにも不安と不信を抱かせたのは、マスコミの作り上げた「世間という空気」だったのだから。

今回もまた、同じようなナレーションがあった。


「世間は悲劇ととらえていました」


世間?世間とは何だ。それは単なる憶測ではないか。このドキュメンタリー番組を構成した、あなたの、こうに違いないという思い込みではないか。
少なくとも俺は悲劇とは思わなかった。全然諦めてなかった。あんな真の意味でのプライドを持つ人を可哀想がるなんてそんな不遜なことできるかよ。
俺は世間様には入らねえのか?違うだろ?
だから思い込みのナレーションは一人称で語ってくれよ。「われわれ取材班は悲劇ととらえていました」と。

そう、高橋大輔を悲劇のヒーローとして扱いたいのは制作側、あなたがただ。だからバンクーバー以降の、絶好調でプログラムも攻めまくっていた2011−2012シーズンの映像はない。あの伝説の、全日本の道化師もない。二度目の怪我をする直前の、NHK杯の完璧な演技もない。ただ「若手に追われるベテランの悲劇」というドラマを強調するための、不調だった演技だけがつなぎ合わされる。

余談になるが自分は福島県民であり、震災後の「作り手の結論ありきの悲劇」を押しつけてくるドキュメンタリーにさんざん怒ってきた。勝手に明後日の方向からオレらの代弁をするんじゃねえ、と。だから余計に、この手の「作り手の結論ありき」のドキュメンタリーには拒否反応が出るのだ。


ただ、野村忠宏さんとの対談はとても良かった。だから、欲を出して余計な編集とナレーションを加えたドキュメンタリーなど作らず、ただ映像を流してそれを見ながら2人が話す、それだけでとても見応えのある番組が作れたはずだ。


だから結論としては、



長いこと全日本の放送してたり何回も密着取材したりしてお宝映像山ほど持ってんのにもったいねえ使い方してんじゃねえーーー!!!!




(昔こんな記事書いてた。そうだ俺は単純に、高橋大輔を悲劇の人として扱われる、可哀想扱いされることがいやなんだ)



ちなみに高橋大輔ドキュメンタリーの最高峰はこれだ(制作・関西テレビ