銀盤の麺とスープ

なんだこのタイトル。

まあ前に書いたこれも大概なタイトルでしたけども。


前にこちら↑の記事で、フィギュアスケートの採点をうどんに例えて書いたのですが。

えーと客が煮込みうどん好きだろうと讃岐うどん好きだろうときしめんが好きだろうと自由、だけどもうどん対決の審査員が求めているものがどこらへんなのかわからんのは困るよねって話だ。

ということで実を言うとかなだい(村元哉中高橋大輔組)の今季リズムダンスのソーラン節、ローカル大会のレイバーデイで実際に演技と得点の出方をこの目で見るまではちょいとどうジャッジされるかわかんねえなーと思ってはいました。
いや絶対かっこいいプログラムになるとは思ってたけども、アイスダンスのテクニック的なところがどこまで追いつき、そして認められるかという点に関しては若干ちょっと凄い*1身構えてたんですよ。だってほらー上記の記事でも書いたシングル時代の2011-2012シーズンにやったブルースの件もあるしさー。うどん対決に張り切って鍋焼きうどん出したら「これはうどんじゃない」って言われたらどーすんべ的なさー。


でも杞憂でしたけどもね!!!


まずリフトはもとより、距離の近さや息の合い方などアイスダンスとしてのテクニックが去年とは比べものにならないほど進化していた。そしてそれが評価されていた。そしてその評価に「このプログラムいいね!積極的に評価するぞ!」という意思が感じられたことが何よりも嬉しかったなあ。
あ、俺アイスダンスのジャッジングシステム好き。素人にもすげえわかりやすい。明確。それでいて「定番」的なものから外れたものも認める懐の広さがある。「格」で決まると言われる部分も要は「味にぶれがなく、常に安定した味をお届けできるか」ということであり、有名ガイドブックで星がついている店には高い評価が出やすいというようなもの。
冒頭の記事でうどん対決に求められるうどんとは?などと考えていたが蓋を開けたら「小麦粉で作った麺類決定戦」だった、みたいな話だ。うどんでもパスタでもラーメンでもいいのだ。そしたら案外パスタに偏ってしまってちょっと他のものも食べたいなーってなったところにお出しする熱々の鍋焼きうどんだ。まだちょっと熱すぎたり具材がちょい足りなかったりしているが、そこらへんを改善していけば有名ガイドブックで星がつくのもそう遠いことではないんじゃないかと思わせる、そんな鍋焼きうどんだ。

まあ俺は毎度のようにフィギュアスケートを食べ物に例えている飢えた貧乏人ですけれども、でもジャッジング、料理に例えるとすんっげーわかりやすいのね。最近は「パックのおでん、大根・卵・ちくわ・こんにゃくが揃っているが惜しくも白滝が抜けてレベル3。出汁の染み具合、柔らかさ、GOE+3」とか脳内で謎採点して一人で面白がってるからな。「おでんに白米が添えられているがご飯のおかずとしては物足りないのでは?」「ここに納豆があるじゃろ?」「なるほどー」脳内ジャッジミーティング・完。

何の話だ。まあお察しの通り夜中に腹を鳴らしながらこれを書いているわけですが。

で、アイスダンスのテクニックを例える文言として「絵と額縁」ってのがありますけども。あの例えもね、テクニック的なことをゆーてるんだなとはわかるんですが、「絵」に対して「額縁」という例えはこの令和のご時世にどうにもこうにも印象が対等ではない。言わんとすることはわかるが言い方のせいでマイナスの印象持たれるのは若干ちょっと凄いやり方がうまくないぞー。
例えばかつて高橋成美選手とペアを組んでいたマーヴィン・トラン選手は自分と成美ちゃんの関係を「ポールと風になびく旗」に例えていて、そのエモさに震えたもんです。この「二つで一つ」感よ。青空高くそびえるポールと自由に風になびく旗のイメージの美しさよ。
それに対して絵は別に額縁なくても絵だけで成り立つからなー。男は額縁=しっかりホールドしてリードせえよ、ということなんだろうけどもやっぱりちょっとこう、額縁言われる側のファンとしてはですね!言い方ァ!って思っちゃうんすよね!受けるイメージがね!なんかフィギュアスケート関連、言わんとすることはわかるが言い方ァ!って案件多すぎじゃないっすかね!

…そこで俺は考えた。もっとこう、うまいこと例える言葉はないのかと。そして夜中にセルフ飯テロ記事を書きながら思いついたのが


麺とスープ(ラーメン)


どんだけ腹減らしてんだよって感じだけどでもこれアイスダンスっぽくない!?麺とスープが対等に絡み合ってこそのラーメンですよ!?しかも相性が超重要じゃないっすか!同じ麺でもスープが醤油ととんこつではまるで違うラーメンになるし同じスープでも麺が細麺太麺でかなり違うじゃないっすか!なんかいつの間にかうどんからラーメンの話になってますけども!っていうかそもそもアイスダンスの話ですけども!

まあそんな感じでですね、好きなアイスダンスカップルをラーメンに例えたらどんなスープでどんな麺になるのか、考えてみるのも楽しいかと思います!思いますよ!!ダンスオタは洒落が通じる人たちだってぼく信じてるから!!!

*1:「なんとかにふける(感慨?)」に並ぶ大輔語。割と汎用性が高いのでファンの間で使われがち。

【動画多数】かなだい推して参る🐟

先日怒涛のNHK杯があったと思ったら1週間も経たないうちにポーランドワルシャワ杯があり、情報の波に押し流されながら推しのタフさに震える一匹のニシン、それが俺だ。(最近雑誌予約スタートダッシュで出負けしてばかりなのでもはやピラニアは名乗れない)
推し、それはタイトルの通り。かなだい、それは村元哉中高橋大輔カップル。カップルちうのはアイスダンスにおける2人組のことです。何でペアって言わないの?と疑問に思われるかもしれませんがフィギュアスケートには「ペア」という競技もありましてな、アイスダンスの組をペアと言っちゃうと紛らわしいからそこんとこ区別されとるわけです。

いや、しかし本当びっくりしたしテンション上がったね、推しの進化っぷりにはね。去年からの進化っぷりももちろんなんだけど、NHK杯からたった2ヶ月前のレイバーデイ・インビテーショナル(かなだいの拠点であるフロリダのローカル大会)での演技と比べてもほんっっっとに進化してるんですよ。
このレイバーデイの大会、濃いファンは公式の配信やその後にUPされた動画やBSフジのフィギュアスケートTV内の特集で見ておりますが、先のNHK杯で興味を持った方々は未チェックだと思います。なので動画貼ります。はいドーン。



そしてこちらがそこから2ヶ月後のNHK杯の演技。さすがNHK杯だ公式サイトに動画があるぜ。(でも去年のは消されちゃったんだぜ…)ドーン。



はい、ここで「アイスダンスミリしら」の方向けに超ざっくりした説明。アイスダンスはリズムダンスとフリーダンスの2種類の演技によって評価されます。シングルのショートプログラムに位置するのがリズムダンスなのですが、アイスダンスの場合はまずシーズンごとにテーマが決められて、それに沿ったリズムとテンポを用いなければならない。そして「必ず入れなければいけない」複数の要素を組み立てながらプログラムが作られているわけです。
例としてソーラン節の歌部分のステップ、あれは「ルールで決められたテンポで決められたステップ」を踏んでおります。なので動画のコメントでたまに見る「最初からもっとはっちゃけて踊ってほしい!」というのは無理な相談なわけです。

で、今シーズンのパターンダンス(決められたテンポのステップ)はミッドナイトブルース。そして「パターンダンスとはテンポを変えなければならない」部分のテーマはストリートダンス。これにはヒップホップ、ディスコ、レゲエなどが含まれます。
で、このストリートダンス部分。斬新なテーマゆえにバラエティに富んだものになるかと思いきや、多くの組がディスコ、ディスコ、ディスコ。なんならミッドナイトブルースの部分もソウルやR&Bの曲を使ってたりするもんだから、全体の雰囲気がなんとなーく似てしまい、そこで差別化を図るのは大変だ〜って感じになってしまっているわけです。


そこにソーラン節と和のヒップホップですよ。


いやー目立つわ。これは目を引くわ。度肝を抜かれるわ。 ISU公式のNHK杯ソーラン節動画、コメント欄で世界のスケオタが各国言語でヒャッハーしておりまして、これはもしかしなくてもダイスケタカハシのヒップホップスワンの再来か?といった様相。ちなみにヒップホップスワン、2007-2008シーズンです。じゅ、14年前…ゼロ年代…そりゃーソチや平昌からフィギュアスケート見始めた人は知らんよな…フィギュアスケートでヒップホップ、こう言っちゃ何だが漫画表現における大友克洋の「童夢」並の衝撃だったんやで…(例えが古すぎてますます若者にはわからない)

老人の回想で話が逸れた。この「ソーラン節&琴」ですが、オリンピックシーズンだから和をやろう!となってこの曲見つけてきたかなちゃん、いや村元哉中様のセンスよ。「ソーラン節の歌詞めっちゃ把握してんじゃね??」と思わせるズエワ先生の振付けよ。(実際歌詞の解釈について誰かズエワ先生にインタビューしてほしい、切実に)
そして後半のヒップホップ部分「氷艶でやった大ちゃんの和ヒップホップがかっこよかったから絶対和って決めてた、最初から洋のヒップホップは頭になかった」と言い切ったこの村元哉中様のセンスがなければそもそもこのプログラムは生まれていない。というか氷艶で「悪の組織の宴会に出雲阿国に変装して潜入し長歌で東京ゲゲゲイの振り付けたヒップホップを踊る源義経(な…何を言ってるかわからねーと思うが本当にこういうシーンがあったんだ氷艶2017)を演じた高橋大輔の存在がなければかなちゃんが和のヒップホップかっけー!ってなることもなかった。ふ、伏線回収ーーー!!!
(ちなみに氷艶ミリしらの人は当ブログの全力プレゼン記事を見てくれ)


そして!フリーダンスはそれとは対照的なバレエ音楽ですよ。このラ・バヤデール、わし昨シーズンの段階でもう見た瞬間にヒァーってなっちゃったぐらいの素敵プログラムなんですが、どうやら同じ思いの人が多くいたらしく、ズエワ先生のインタビューによると海外のスケート関係者の方々から「ワンシーズンで終わらせるのもったいない、もっと見たいからぜひ継続してほしい」と言われて継続したそうです。だよなーそもそも去年はコロナ禍のせいで日本国内でしか演じられなかったわけだし見たいし見せたいよなー。超わかる。
そんで継続プログラムゆえに、その進化っぷりがすげーわかるんですわ。安定感増した、ツイズル速い、そしてリフトえぐい。
そういう技術的な進化もさることながら、このプログラムの特筆すべき点は「まるで雲の上を飛んでいるかのようなうっとり感」ですよ。そら俺もお茶の間(ワンルーム)でヒァー言いますわ。

そしてオリンピックシーズンに、かなだいの「名刺」としてソーラン節とバヤデールというこのストリートダンスとバレエ、和と洋、俗と聖、音楽も衣装も何から何まで鮮烈なコントラストを放つ対照的な二つのプログラムを揃えてきた、ズエワ先生の百戦錬磨っぷりが凄すぎて、こ、これが俺でも知ってるような数々のとんでもねえアイスダンスカップルを育て上げた名伯楽…!とひれ伏すばかりです。そしてそんなズエワ先生にダイスケタカハシがゼウスと呼ばれている事実を噛み締めて震える。🐟💦

…最近興味持った勢向けにちょっと解説して動画貼って終わらせようと思ったのに例によってオタクの長文をぶちかましてしまったけど通常運転です。それじゃ最後に、記念すべき国際大会初メダルとなったワルシャワ杯の動画も貼っときますね。おめでとう!ドーン!

うどん、餅、ブルース

いきなり例え話から始まるんですが、わし柔らかく煮込んだ具沢山の細いうどんが大好きなんですよ。そんで香川の人は逆にコシのある太いうどんがお好きでございましょう。人の好みはそれぞれ違うので関西風の出汁が好きな人もいれば醤油色の汁が好きな人もいる。

「好み」の話はそれでいいんですが、これが「うどん日本一決定戦」みたいな話になるとまた違ってくる。その審査の基準はどこにあるのか。麺にコシがあることが絶対条件ならそもそも煮込みうどんは審査対象にすら入らない。審査員が全員讃岐うどん原理主義で「煮込みうどんは麺が柔らかいから減点!」とか言われたら煮込みうどん過激派の俺はお茶の間で七味をぶちまけるよ。(あと「汁が醤油色だから減点!」とか言われても以下同文)
審査基準を絞って「讃岐うどん決定戦」がやりたいのかもうちょい柔軟に「全国うどん決定戦」がやりたいのか。最初から「讃岐うどん決定戦」とわかっていればそもそも煮込みうどんはお出ししない。お出汁なだけに、ってやかましいわ。

そこらへんがなー、ほんと難しいんですよ。上記の讃岐うどん原理主義と逆に審査員の好みがバラバラだとしたら、今度は意見がまとまらないので明確な基準を設けなければならない。で、その基準を満たしつつ各々の個性を出してきた珠玉のうどん群(これ夜中に書いてて腹減ってきた)に対して「おいしさ」の上下をつけなきゃならんわけでしょう。これ意見のすり合わせ、ちょー大変じゃね???

ほんで意見をすり合わせるためにミーティング開くわけね。

A「このうどんは柔らかくてコシがないからうどんとは言えないのでは…」
B「いやこれは柔らかいのが正解、煮込んで味が染みているのが煮込みうどんというもの」
一同「なるほどー」


わーどっかで聞いたなこれ!どっかで聞いたなこれ!!まあ高橋大輔の2011-2012シーズンのブルースの話なんですけども!!!

えーとこの話なんですが、なんか「うどんにコシがない」…じゃねえや「動きがリズムと合ってないんじゃね?」って発言して「いや裏拍とるのがブルースとして正しいのでこれでええんや」って別のジャッジに言われたのが日本人ジャッジであるという話が一人歩きしてますけどもね、くだんの日本人ジャッジの人はあくまでジャッジのお仕事についての取材を受けた際に一例として「ミーティングでこういう話題が出て、こんな風に反論が出てジャッジ間で意見のすり合わせをした」という話をしただけっすからね。ぶっちゃけそのミーティングの場にいて「なるほどー」となった一同の中の一人。まあそれも割とトホホな話ではあるんですが、少なくとも問題の頓珍漢な発言の主ではないのでそこんとこ覚えといてください。伝聞が一人歩きする怖さは知っとるじゃろ?同じことしたらあかんよ。

まあわし個人としてはこの話に関しての感想は「餅は餅屋に任せた方がいいんじゃねえかな…」でした。音楽表現についてはそっちの専門家呼んだらどうですかね…いや「フィギュアスケートという競技」の餅屋が専門のジャッジであることは重々わかっておりますが、でもこの餅屋って砂糖醤油にはやたらと評価が厳しいな!?みたいなこともあるじゃーん。まあ俺は砂糖醤油ガチ勢なのでもりもり食うけどさ。


…話の着地点はどこだ!!!


えーと客が煮込みうどん好きだろうと讃岐うどん好きだろうときしめんが好きだろうと自由、だけどもうどん対決の審査員が求めているものがどこらへんなのかわからんのは困るよねって話だ。そういう話だ。そして俺は柔らかく煮込んだうどんと砂糖醤油の餅が好きだし高橋大輔のブルースはもうたまらなすぎて脳汁ドバドバ出ちゃうようどんが煮込めるほど。そういう話だ。いいな?



教訓:夜中に腹減った状態で文章を書くな

ソーラン節でアイスダンスですわよ!

はい!既にさんざん話題ですがアイスダンス村元哉中高橋大輔組、通称かなだいの2021-2022シーズンのプログラムが!発表されましたね!!!

フリーダンスは引き続きラ・バヤデール。これめちゃめちゃ好きだから超嬉しい。何と言っても音楽が流れて動き出したら「ヒァー」って声が出るぐらいにローマンティックそしてエアリー。昨年は2回しかお披露目の機会がなく、その2回ともミスがあったので是非とも是非とも完成形が!見たい!という願いが叶いました。


そしてそして、リズムダンスはー!ソーラン節だーーー!!!!


正確にはソーラン節とKotoという2曲のミックスなのですが、やはりこう、ソーラン節の日本人に対するインパクトの強さよ。推しファンの間でもそりゃ騒然だったけどそれ以上に「アイスダンスでソーラン節」という字面の強さが他推しのスケオタや一般層の度肝を抜いていた様子。
特に若い人や内地の人(※北から目線)はソーラン節ってぇとまず「運動会で踊るやつ」という印象が強いらしく、そりゃアイスダンスと結びつかんよなあフヒヒ、初見の感想が楽しみだなぁフヒヒ、と「他人の初見感想大好き!」なオタク丸出しなことを思ってしまうのですがよく考えたら(考えなくても)俺もまだ見てないわ…っていうかコーチとかリンクメイトとか撮影スタッフ以外誰もまだ見てないわ…あまりにも楽しみすぎてちょっと幻覚見てたね……

さてそんなソーラン節ですが、昭和の時代に北海道で子供時代を過ごした自分にとっては「酒の席でおじじ(母方の祖父)が歌うやつ(手拍子必須)」という印象が一番です。一番ノーマルなやつ。

大体ソーラン節はこんな感じにざっくり分けられます。

  • 元々の漁師歌

道民(主に年配層)が酒の席で歌うやつ。ヤーレンソーランのメロディーがシンプル。ニシン来たかとカモメに問います。(おじじバージョンは「カモメに聞けば」だった)

  • 民謡歌手が歌うバージョン

ヤァァーーーーーーーレンソーランソーラン ソランソーランソーランソーラン(ハイッハイッ)って感じのやつ。「歌のうまい歌手、ライブでサビのメロディーわざと崩して歌いがち」の究極形態。沖のカモメに潮時問います。ニシンには限定しないのか。

  • 「踊る」ためのアップテンポアレンジ

南中ソーラン、よさこいソーランの系譜。運動会で踊るやつ(筋肉痛必至)。最近はダイエットにも使われる模様。ハッヤーレンソーラン!ヤーレンソーラン!ハッドッコイショードッコイショー!ドッコイショードッコイショー!みたいなやつ。どことなく一世風靡セピアの香りがする。


で、アイスダンスで現代風アレンジのソーラン節やるよ!と聞いて道民以外が思い浮かべるソーラン節はどうやらこの、アップテンポバージョンらしい。そりゃまあ「踊る」目的で「現代」に作られたものだし普通はそう思うよなぁフヒヒ(まーた人の初見感想を楽しみにしてるよこのオタク)

ところがですね、今度のリズムダンスのテーマは「ミッドナイトブルース」なんですわ。ここでまずアイスダンスのミッドナイトブルースを知っている層が大混乱する(フヒヒ)。そうだよね結びつかないよね。ちなみにミッドナイトブルースとはどういう音楽か?とググっても出てくるのは同タイトルのあしたのジョー2の主題歌なんですがそれは関係ないです。

しかし元々の漁師歌であるソーラン節、これはある意味ジャパニーズトラディショナルブルースと言える。いや別に適当な横文字羅列して煙に巻こうとしてるわけじゃないから。歌で鼓舞しながら働き、また仕事を終えて歌う、そんなブルースの原風景がソーラン節にはあるわけです。

そんで、かなだいが使用するソーラン節はマイア・バルーさんの歌うバージョン。これがな、プロ民謡バージョンやアップテンポバージョンではなく限りなく原曲の漁師歌に近く、そして同時にまじブルースなんだわ。かっけぇんだわ。間奏のフルートとか震えがくるぞ。

そしてかなだいのリズムダンスではこれに加えてCloZee のKotoという超絶オサレな曲で和風ヒップホップをぶちかますわけですよ…い、今から楽しみすぎて楽しみすぎてそりゃ幻覚も見ますわって感じですよ。初披露まであと3ヶ月ぐらいかな…もう毎日ニシン来たかとカモメに問うよね…いやまあ俺たちが釣られるニシンの群れなわけだが…



マイア・バルーさんがかなだいの曲使用を知りYouTubeに曲を上げてくれたよ。


アルバムには会津磐梯山も入ってて元道民で現ふくすま県民の俺歓喜
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誰へ向けて発信するのか

こないだの記事の続きのようなものです。

SNSが発達して、誰でも気軽に情報を発信できるようになったわけですが、じゃあそれを「誰に」向けて発信しているのか。

たとえばこのブログやツイッターで使っている推しのファンアカウントですが、最初は単に自分の楽しみのためのものでした。ツイッターのフォロワーが増え、ブログがバズってからは推しのファンに楽しんでもらえることを念頭に。そしてユーリオンアイスでフィギュアスケートに興味を持つ人が一気に増えてからは、推しのここが最高だぜ!と広くプレゼンしていく方向にシフトしていきました。氷艶でそれは決定的になった感じです。

なので、近年のこのブログは「内輪の略称はなるべく使わない」「使う時は必ず説明を入れる」という意識で書いています。

で、ファンコミュニティにありがちなのですが、「そのコミュニティ内では誰もが知っている当たり前のことなのに、外部には全く知られていない」ことがあまりにも多いのですね。

それを逆手に取られると、コミュニティの外の人に、悪意のある風説を簡単に流布されてしまったりもするわけです。
そして「それは違う」という否定はコミュニティの内部だけでRTがぐるぐる回り、肝心の外部へは届かない。

風説は早めに対処しておかないと大変なことになる、というのは推しのファンの方なら実感していることと思います。

では、それを「外部」に発信するためにはどうするか。前回はそれへの対処として、あえてあのようなショッキングなタイトルにしました。
このブログは、ツイッターのファンアカウントで更新を告知するとファンの皆さんからある程度のアクセスがある。そして、はてなブログはある程度のアクセスがあるとトップにおすすめ記事として載って外部からの流入が増えるので、それを利用させてもらった形です。

…という具合に今回の件はかなり特殊ですが、普段の当ブログは「俺が推しにキャッキャしつつファンの皆さんに楽しんでもらいつつ隙あらば推しの素晴らしさを外部へ届けるぜ!」という感じでやっております。

もちろんこれは「当ブログの」話であって、鍵をかけて自分だけで推し語りを呟くもヨシ!ファン同士の交流に特化するもヨシ!それは発信する対象が「自分」だったり「ファン仲間」だったりするだけのこと。発信内容も鍵垢だったら自分しか見ないからそりゃもう萌えのパラダイスだったり逆に気軽に愚痴も書けたり、同じ推しのファンを対象に発信している場合は交流が広がって楽しかったりとか。楽しみ方は千差万別です。


さて、それでは一般のSNSやブログではなく、メディアはどこに向けて発信しているのか。

例えば例のクソオブザワールド殿堂入り💩週刊文春💩ですが、これはもう明らかに文春側が考えるところの「大衆」に向けて発信している。文春の考えるところの「大衆」とはつまり、ゲッスい話題が大好きで隙あらばセンセーショナルなニュースに一言申したくてやたらと「義憤」に燃えたがる、そんな存在として想定され、そこに向けて発信している。なので「文春が想定している大衆」の範囲外の、推しが売上やアクセスに利用されたファン層がいくら反感を持っても痛くも痒くもない、だって最初から読者として想定されてないから!というのがああいったゲスメディアの本音でありましょう。

しかしなー、それやってばっかりだとまあ、信頼はされねえよなー。そんで「あそこは信頼できない」と思われたらまず誠実な取材なんてできねえし、となるとやはりニュースソースはリークに片寄るし、まともな取材じゃなくて匿名掲示板のネタを更に憶測で広げた記事を書くライター使ったりとか、どんどんメディアとして墓穴…いやうんこだから肥溜め…を掘っていってるみたいだけど、まあそれが文春の選択か……ラ・ヨダソウ・スティアーナ……


さて、それでは東スポです。

ついこないだまでみんな大好き「かなだい通信」の発信元としてキャッキャされていたのに、五輪組織委のゴタゴタに絡んで数年前の例の件を他のメディアに先駆けて面白おかしく蒸し返した、あの東スポです。

この件で「東スポ見損なった、もうかなだい通信も読まない」という反応が散見されました。

が、そもそもかなだい通信の担当と、五輪組織委の件でクソ記事を書いた部署では「想定されている発信先」がまるで違う。かなだい通信の発信先はフィギュアスケートのファンや対象選手のファンであり、五輪組織委の記事の発信先は「東スポが想定する大衆」です。

競技の選手に直に取材し、その内容をファンに届けるかなだい通信は何よりも信頼関係が大事です。選手から信頼されなくなったり、読者として想定しているファンからそっぽを向かれたら成り立ちません。
自分は競馬ファンでもあるので、前にツイッターで「東スポフィギュアスケートと競馬に関しては絶大な信頼を寄せている」と書きました。競馬の場合は毎週何億という大金が動く一大ジャンルなわけで、万が一ガセ書いてしまったらそりゃもう大変なことになるわけです。だから取材対象となる騎手や厩舎関係者との信頼関係がものすごく大事。もちろん、他のスポーツに関してもそうだと思います。

一方、「東スポが想定する大衆」に向けての五輪組織委の記事は、とにかく衆目を集めさえすればいい。面白おかしく書いてマッチ一本置いておけばあとは対象が燃えてアクセス増えて万々歳といったところでしょう。巻き添えにされる側のことなんて知ったことではなく。
なので最初から信頼なんて念頭にはないのでしょう。なんならクソ記事の部署がかなだい通信の反応の多さで当該選手のファンの多さを知って「名前出したら魚群が釣れるんじゃね??」ぐらいの気持ちでやらかしたんじゃねえかって気もするしな…
いやまあそうだったらそれこそば~~~~っかじゃねえの!?案件なんですけどどうなんですかね…かなだい通信の担当者がコツコツ積み上げた信頼を他部署がぶち壊してどーすんだよと…


かなだい通信担当者さんには心からお見舞い申し上げます。本当にこの件は、選手にとってもファンにとってもメディア内のちゃんとした担当者にとっても貰い事故が過ぎる。早いとこキャッキャしたーい!否、今すぐキャッキャする!


わーい俺みたいな貧困層でも買える値段の推しグッズ(しかもかわいい)が発売されたぞー!ヾ(*´∀`*)ノ キャッキャ

推しがセカンドレイプされている

不穏なタイトルで申し訳ない。しかしこのタイトル通りのことが、私の推し(男性)に何年も続けられている。

このブログをいつも読んで下さっている方々には推しの名前は書かなくてもわかるだろう。タイトルにつられて訪問して下さった方々には「数年前にセクハラ被害に遭った話を最近また拡散された男性」と書けば、ああ…と思うはずだ。

セクハラ事件自体については

  • 加害した人物の対応の無責任さ
  • 周囲で笑いながら撮影していた人々
  • 自分もそれに混ざって撮影しておきながら、後に加害人物を追い落とすために被害者の立場も考えず週刊紙に売った人物
  • 表向きは正義の告発を装って売れればよかろうなのだ精神でゲッスい写真を被害者に全く配慮せず紙媒体に加えてネットにまで載せたクソの殿堂入り💩週刊文春💩とかいうゴミ雑誌

など色々と思うところはあるが、ここでの本題はそれではない。そこから派生した二次被害、一部の人々によるセカンドレイプのことである。

セクハラの被害者に対しては、往々にしてセカンドレイプが発生する。「立場が上の者」から下の者へのハラスメントなので、それを受け入れることによって被害者には何らかの見返りがあったに違いない、という侮辱的な言説である。
女性へのセクハラ事件のネットニュースのコメント欄や当事者へのクソリプで度々目にするその誹謗中傷を、男性である推しもまた、数年に渡って受けている。

加害した人物のフルネームと「お気に入り」「贔屓」などの文言でツイッターを検索してみるといい。唖然とするようなツイートが出てくるだろう。(本気で気分が悪くなるので見たくない人は見ない方がいい)

それらのツイート群曰く、私の推しである彼は加害人物の「お気に入り」であるから、当該人物からさまざまな仕事の便宜を図ってもらったり選考の便宜を図ってもらったり、あげくの果てにスケートリンクまでどーん!と建ててもらったらしいよ!へえーー!!!



ば~~~~っかじゃねえの!?



…いや失礼、しかしこんな反応しかできないほどの荒唐無稽な言説が一部の界隈で次々と(俺の推しが何か仕事をしたり話題になったりする度に)でっち上げられ、大真面目に信じ込まれ、拡散されているのだからどうしようもない。

あまりにも荒唐無稽であり、ソースらしきものは界隈内の伝聞や匿名掲示板のアンチスレであり、真面目に相手をするのも馬鹿馬鹿しく、そんなことより推しにキャッキャしていた方が5000兆倍もいいに決まっている。ので、当該アカウントをブロックなりミュートなりして指先ひとつで俺の世界から消して終わっていた。今までは。

ところが自分の目の前から消しても当然そういったツイート群が実際に消えるわけではなく、むしろ何かあるたびに推しのニュースのヤフコメやメディアのツイッターアカウントへのリプライや引用RTでこのような言説が繰り返されるのである。

もちろん普通ならばこんな馬鹿げた風説は相手にされないだろう。そう思って放置してきた。が、世の中にはこんな馬鹿馬鹿しい作り話でも本気で信じてしまい(というか俺の推し、一部ではとんでもねえ悪人と見なされているようなので悪い噂であればあるほど信じる模様)、義憤にかられる人々がいるのだ。日本だけではなく海外にも。

そこまで行かなくても、たまたまメディアの公式アカウントのリプ欄を見た事情をよく知らない人が「へえーそうなのか」と思ってしまうこともある。そしてそれを狙って、その人々はあえて人目につく「ヤフーニュースのコメント欄」「メディア公式アカウントへのリプライ」などで風説を流布し続ける。むろん当人たちにとってはセカンドレイプでも風説の流布でもなく「権力者から便宜を図られるそのお気に入りへの正義の告発」であると信じて。


どうですか疲れませんかこの構図。俺はめちゃくちゃ疲れてるし推しを推してる仲間もうんざりしてるよ。ちなみに最新の風説は「現役選手だけどゲストとして今期の世界選手権に出場予定」
「現役選手だけど来年の世界選手権のナビゲーターに内定」
だそうですよ。うわー俺推しの気合いの入ったオタクだけど知らなかったわーどこの事情通ですかー……

…もはや突っ込みどころしかないけれどこれを大真面目に信じて拡散している人々がいる。そしてその人々にとってはこの突っ込みどころは突っ込みどころではなく「現役選手なのにそこまで便宜を図られるなんて酷い贔屓だ忖度だ!」ということらしいです。ほえー……

正直、セカンドレイプ目的で風説をでっち上げる者は論外としても、それを大真面目に信じて怒っている人々には、どんなに言葉を尽くしても本当のことは伝わらないんだろうなーという諦めはある。そこまでする暇も体力もやる気もない。しかしとりあえず、ここに「推しが風説の流布によりセカンドレイプを受けている」という記録は残しておく。たまたまこれを目にした方へ向けて。


…っていうか俺もほんとは推しについてキャッキャするだけでいたいしこんなうんこみたいな記事を自分のブログに残しておきたくねえんだよーブログがうんこくさくなるし推しの関係者や友達やまかり間違って推し本人にこんなうんこな内容が見られたらって思うと土下座したくなるし通りすがりのあなたにとっては「スケオタこわーい」で終わる単なる内ゲバネタだろうしな…


森から出るんだ…出られなくても出ようとし続けるんだ…(進撃の巨人

「恋愛に限らない男女の信頼関係」を見たい人、フィギュアスケートのカップル競技を見ようぜ

あ…ありのまま 初滑りスペシャルで見たことを話すぜ!
おれは 推しの顔を見ながらうっとりアイスダンス気分に浸ろうかと思ったら グルグルでギュインギュインでビュォォォォだった


何を言ってるかわからねーと思うので説明しよう!先日我らが「かなだい」ことアイスダンス村元哉中高橋大輔組がイープラスにて初滑りスペシャルと冠した配信を行い、そこでの目玉企画が「かなちゃんの頭にカメラをつけて君もアイスダンサー気分を味わおう!」的なやつだったんですよ、ええ。
この企画が発表された時、ファン界隈はそりゃーもう色めきたちましたね。そ、そんな推しの間近で?推しの顔面を見ながら?推しと一緒に滑ったり?推しにリフトされたり?そんな夢女気分が味わえるのか???俺が前に書いた記事の「いろんな角度から推しの滑りが見たい!」という夢が希望が妄想が、ついに叶うときが来たのか????


しかし蓋を開けてみたらそんなロマンティックなもんじゃなかったね。グルグルでギュインギュインでビュォォォォだったね。
一瞬だけチラッと視界に現れまたすぐ消える推しの顔!めちゃめちゃ近いところですげー勢いで滑る推し!ギェェェリフトたかぁぁぁぁぁい体感速度やばぁぁぁぁぁい生身のバーティカルクライムロールやー……
め、め、目が回る、酔う、こんなハードな動きをあんなうっとり軽やかロマンティックに見せてるとか、アイスダンスってとんでもねえスポーツですね……

そして実感したね、これは本当に、本当に、本当に強い信頼関係がなければやってられねえと。

だって氷の上でさ、足に刃物つけてさ、滑りながら担がれてグルグル回されて、ってできるか普通こんなん。あとカメラマン交代して大輔さん目線になったときも、かなちゃんずっと背を向けてすっげー近くで滑ってんのね。要するにアイコンタクトすらできない、わけですよ。
そんな状況で至近距離を滑ったりツイズルしたり担いだり担がれたり、ってもうこれどんだけ練習を重ねてどんだけ信頼関係を築き上げてきたんだ、って話ですよ。かなだいに限らず、すべてのカップル競技の選手たちがさ。(しかもアイスダンスにはジャンプないけど、ペアにはスロージャンプという「男子が女子をぶん投げる」大技もあるんだぜ???)

そして思い出したのだ、一時期引退中(どんな日本語だ)の大輔さんがブルーインパルスに乗った際のことを。

youtu.be


パイロットのEDENさんこと園田さんの、積み重ねた経験に裏打ちされた確固たる技術。あの、とんでもねえ技を繰り広げているのにまるでバリウム検査の先生みたいなゆるーい口調。すべてを任せられる絶対的な安心感。
かなちゃん撮影のローテーショナルリフト映像を見て生身のバーティカルクライムロールって思ったけど、つまりそういうことなんだな。日々の積み重ねが信頼を生み、その信頼関係が更に技術を磨いていく。

前にツイッターで、恋愛に限らない男女の信頼関係の話(映画とか小説とか)が見たい!というのがちょっと話題になってたけど、そういう人にはまじでフィギュアスケートカップル競技、アイスダンスとかペアとか見ることをおすすめします。
もちろん信頼のかたちは人それぞれなので、公私共にパートナーになっている組もあれば、それぞれ別の人と結婚している組もあるし、姉弟や兄妹も。子供の頃からずーーーっとパートナーを変えずにいる組もあれば、何度かのパートナーチェンジを経てついに栄冠をつかんだ組もある。そしてかなだいみたいに、組んでみたらまるで年の離れた双子みたいにしっくりくることもある。

ほんと、いろんな信頼関係、いろんな演技の個性があってめちゃめちゃ面白いですよ…ウフフ…ウフフ…(YouTube再生リストにもりもり追加しながら)


あっそうだ。パートナー目線カメラはすげー!やべー!でロマンティックどころの話じゃなかったですけど、その前の正真正銘「初滑り」の映像はかなりぐっと来ましたね。
カメラマンが一緒に滑りながらかなだいを撮影してるんだけど、そうすると滑ってるときの音がめちゃめちゃ鮮明に聞こえてくるのね。
で、そういう練習映像、当然ながらシングルの時はエッジの音はひとつだけ。でもかなだいの練習映像は、まったく同じリズム、まったく同じ長さで、氷の上を滑る音が二つ重なってて。
それがなんというか非常に浪漫だったし、


「これが…これがアイスダンス…!!!」

ってエウレカ状態で、脳内のギリシャのおっさんが全裸で風呂から飛び出す勢いでしたね……


18日までアーカイブ公開してますので、よろしかったらどうぞ。
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